キリン のどごし オールライト
キリンから1月27日に発売されたのどごしオールライトを見ていこう。
オールライトというのは、カロリー・プリン体・糖質すべてゼロにした機能性を持たせたお酒だ。このすべてをゼロにしたのは世界初だそうだ。
なるほどたしかに、カロリーも糖質もゼロというのはジュースなどで最近みかけるけれど、新ジャンルとなるとプリン体の話になる。なるほどそれもゼロにするというのは世界初なのかなと思う。
機能性とおいしさは両天秤だと思う。ここまぜゼロだったらもはや「酔っ払う炭酸水なのではないか?」と思ってしまう。たとえば焼酎を炭酸で割ったより何らかの味や風味があったほうがおいしくのめるのではないかなと思うけれど、やっぱビールっぽい味がしないとなぁ・・・というところだと思う。
さてこの記事執筆時点で発売日から1週間で、年間出荷目標の2割である3000万本達成とのリリースが発表された。目標達成が早くなればリリースをするのが酒造メーカーのよくやることではあるが、世界初のオールゼロとなると、これまで機能性のある新ジャンルを飲んでるひとも、「飲んでみようかな?」と思うのは自然なことだろう。発売して一気に売れて、これがずっと続けばよいのだろうが、まずいとなると急激に失速するのではないだろうか。
購入時に前知識なくスーパーで入手したけれども、飲むことなく1週間冷蔵庫で寝かせてしまった。
風呂上がりに冷えていると言う理由で飲んでみたものの、お世辞にもおいしいという感じではなかった。これまでの感覚では、普通のビールから何か引いていったらこの味になったのかなという商品はよくあったものの、水に最低限のものを足したのじゃないかなというのが素直な感想だ。
筆者の稚拙な表現を誤解を恐れず言えば、かび臭い。半分も飲めない。体が「これやばいんじゃないの?」と言っている。飲んだ他の人に聞くと「においがメロンソーダ」「ラムネっぽい」と、おおよそ新ジャンルの表現ではない感想が返ってきた。
機能性重視とはいえ気に入らないものを飲むならば、いっそ炭酸水のみまっせ・・・
そう思った午後11:50であった。