2014年に見るストロングチューハイ

お酒、飲んでますか?

え?私ですか?飲みたいですよそりゃ!

ということで2015年頭に去年(2014年)飲んだストロングの感想をつらつらと書いてみるよ!

(1)ストロング界の巨人、重い腰を上げてリニューアル

ストロング界を牽引してきたサントリーストロングゼロ。
ストロングといえばサントリーを飲んでる人が多いと思う。

レギュラー商品は「ダブルグレープフルーツ」「ダブルレモン」「ダブル完熟梅」「ダブルシークァーサー」の4種類だが年末に「ダブルグレープフルーツ」「ダブルレモン」の味をリニューアル。パッケージも変わったのでよく飲んでいる人は切り替わりにすぐ気づいだろう。

「ダブルレモン」に関してはアルコール度数も8→9%にアップ。
これは「キリン氷結」のストロングの中でシチリア産レモンが9%であったことに大きな影響を受けていると思う。

発売日は12月9日だったが、関東圏を中心に11月頭頃から切り替わり始め、早々に飲んだ方も多かったのではないだろうか。

それではリニューアルした商品を飲んでみての感想だ。

■ダブルグレープフルーツ

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新商品のほうが果実感がる反面、甘さはやや控えめになっているように感じる。従来商品は甘いかなと感じることが多かったのだが、新商品でも十分甘い部類 に入るだろう。最近ストロング商品は辛口にどんどん移行しているように感じていたが、良くも悪くもあまり変化のないリニューアルのように感じた。
筆者の周りではダブルグレープフルーツが一番売れてるような気がしていたが、リニューアルによる客離れを警戒したのではないかと感たのは筆者だけだろうか。

■ダブルレモン

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アルコール度数が9%になり、否が応にも舌のビリビリ感は強くなっていいる。従来商品では派手がましく主張していたフレーバーがかなり押さえられている 感じた。(我々は芳香剤感と呼んでます)そして9%になったことでやはり酔い方が違う。これまでグレープフルーツとレモンを1本ずつ飲んでるなどという人 は酔い方の違いにあれ?と思ったのではないだろうか?レモンだけに関して言えばアルコールのビリビリ感はさておき飲みやすさは向上しているように感じだ。

なんの成分が影響しているかわからないが、筆者は新ダブルレモンを飲むと口の中がつるつるしていまい、いまいち飲む気が・・・ハイ。

■柚子ダブル(期間限定:11月発売)

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ま、皆さんの想像通りの味です。

■梨ダブル(期間限定:10月発売)

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これはとてもおいしかった!梨果汁は1%ですが梨という時点でもうすでにおいしいよね?
チューハイでは梨味が近年結構出ているようだが、スト ロングはなにせ高アルコール度。バランスがとても重要なのだ。梨のフレーバーと甘み、そして果実を使った飲んだ後の含み感、ほぼ完璧なできだったのではな いだろうか。本物の梨を食べた後に、飲み込んだ後に鼻の奥をスーっと抜ける梨の風味があると思うのだが、そのぬけていく香りがアルコールの風味と協調し て、あまりストロング感を感じさせない、ストロング入門には最適な商品だと思う。

間違いなく来年も出るだろう。

■林檎ダブル(期間限定:9月発売)

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林檎ダブルは一昨年も発売していたようだ。一昨年は飲んでいないので同じ味であったかは不明である。りんごはやはり酒との相性はよく、限定の中でもよく できていたのではないか。ただあえて言うとフレーバー感がままある。りんご果汁2%使ってるのはいいのだが、やはりフレーバーが強い。しかしあまり鼻につ く感じではなく、心地よい感じにおさえてるのは好印象だ。ストロングの中ではあまりアルコールを感じないシリーズに入るのではないだろうか。
筆者は限定もののなかでは、林檎ダブルを一番のんだのではないかなと思う。

■ダブルシークァーサー・ダブル完熟梅

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味のリニューアルはなく、ダブルレモンとダブルグレープフルーツがリニューアルしたため、パッケージデザインの変更のみを行うようだ。こちらは2015年1月20日発売なので、そろそろ切り替わりはじめるだろう。

■桃ダブル

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前回好評だった桃ダブルが期間限定ではなく、通常のラインナップに加えられた。2015年1月20日発売。

(2)缶チューハイの老舗、満を持してストロングに殴り込み

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いつからだろう、「タカラの焼酎ハイボールにハマってる」という言葉が漏れ聞こえてきたのは。

そう、タカラとは宝酒造のことであり、 「タカラCanチューハイ」といえば知らない人はいないのではないだろうか。タカラCanチューハイはさかのぼること1984年に発売された商品で、缶 チューハイをこの世の中に送り出したパイオニアだ。もう30年以上前に発売されたこの商品はいまも普通に売られている。今回取り上げたのは「宝焼酎ハイ ボール辛口チューハイ」シリーズである。

この商品そのものの特徴は明快だ。
「アルコール7%の辛口」「甘味料ゼロ」「プリン体ゼロ」「糖質80%カット」
スピリッツ系の飲み物の王道であり特に目新しいことは見当たらない。しかし消費者の心をつかんだのは、大手ではあまりやらない意外な作戦だった。

■種類の多さ

なんと、辛口という切り口ながら味が9つもあるのだ!
「ドライ・レモン・ブドウ割り・ウメ割り・シークァーサー・ライム・グレープフルーツ・ジンジャー・ラムネ割り」
これだけあればどれか好みの味もあるだろうし、飲み比べしても飽きない。この圧倒的なバラエティがハイボールファンを魅了したのだ。もちろん限定商品も随時発売される。

■地域限定缶

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お菓子やラーメンなどでの地域限定はよく聞くだろうが、ハイボールで地域限定やるか?そもそもの発想ではあるが、地域のファンを取り込むラインナップは新たな顧客の開拓に一役を買っているのではないだろうか。
※味はレギュラーとは変わらず、パッケージが違います。味の差はありませんのでご注意。

下町のハイボール文化を象徴する安くてうまくてすぐ酔える酒。
まだ試したことのない方は是非のんでみてほしい。
そして、9種類すべてを飲んだ頃には、必ずどれかの味のファンになっていることだろう。

(3)苦戦中の巨人、辛口ベースの強アルコール進出

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そう、アサヒである。正直ストロング系カテゴリーではなんとも鳴かず飛ばずであったが成長している市場に商品を投入しないわけにはいかないのだろう。ア サヒはハイキリブランドで既にストロング系の商品は販売している。ただこう、ぱっとしない。カクテルベースが多いので、度数の強いカクテルというのがユー ザーはいまいちピンとこないのではないだろうか。

そこで新たなジャンル「辛口焼酎ハイボール」である。こちらは焼酎ベースの辛口8%で ある。2014年5月発売なので、「宝焼酎ハイボール辛口チューハイ」の好調さに裏打ちされた商品であることに間違いはないだろう。サントリーやキリンの メインストリームの客層の違う、ま、有り体に言うと「おっさん」に訴求した商品ではないだろうか。

現在「ドライ・レモン・シークァーサー」の 3味が出ている。この商品、飲んでみればわかるのだがかなり辛口ドライなのだ。よくよく考えるとこれだけ辛いものはアサヒは得意なのではないだろうか。レ モンやシークァーサーもフレーバー程度で、ストロングゼロを愛飲している人がどうかなと飲むと黙り込んでしまうこと請け合いなくらい辛い。とにかく辛い。

しかしこの感じ、宝ハイボールではない妙な共通点があるのだ。ああ、ビターズだ!キリンのビターズ!キリンのビターズからフレーバーとればこれだわ!

一部でもりあがってる「アサヒ辛口焼酎ハイボール」もうしばらく動向を見ていこうではないか。

(4)これからも続く、ストロング路線

筆者はいつも言っているが、お酒が弱い人にはおすすめしない。ひどい二日酔いになるだろう。高アルコール飲料よりも低アルコール飲料(3%前後)のもののほうがラインナップも多様だからそちらも楽しめるはずだ。

高アルコールRTDは今後も種類がたくさん出てくるだろう。「手軽に酔いたい」を満たしてくれる商品にはやはりかなりの需要がある。

まだこの世の中の閉塞感が抜けなければ「イエノミ」はどんどん加速するだろうし、酒量も増えるだけである。

長く酒とつきあうには自分がどれくらいまで飲めて、気持ちいいところでやめられるかが鍵となる。

体と相談してこれからもストロング時代を見守っていこうではないか。

この記事は個人の主観により書かれています。商品やメーカーの客観性を保証するものではなく、自身の判断でアルコールライフをお楽しみください。お酒は二十歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。お酒は楽しく適量で。←

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